Amazon Services Japan
Amazonマーケットプレイス Web サービス (Amazon MWS) ドキュメント

Deprecation Notice:

Amazon Marketplace Web Service (MWS) will no longer be available after March 31, 2024. All MWS developers must migrate to Selling Partner API (SP-API) to avoid service disruptions. Refer to the Migration Hub for more information.

Amazon MWS ドキュメント

注文APIセクションについて知っておくべきこと

AmazonマーケットプレイスWebサービス(Amazon MWS)注文APIセクションでは、必要な注文の情報のみを取得する単純なアプリケーションを構築できます。 これにより、注文の同期、注文情報分析、オンデマンド意思決定支援ツールなどの分野で、高速で柔軟かつカスタムアプリケーションの開発が可能になります。

注文APIセクションには、以下のオペレーションが含まれます。

オペレーション 簡単な説明
ListOrders 指定した期間内に作成または更新された注文情報を返します。
ListOrdersByNextToken NextTokenパラメータを使用して、注文情報の次のページを返します。
GetOrder 指定したAmazonOrderId値に基づいて注文を返します。
ListOrderItems 指定したAmazonOrderIdに基づいて注文商品を返します。
ListOrderItemsByNextToken NextTokenパラメータを使用して、注文商品の次ページを返します。
GetServiceStatus 注文APIセクションの動作ステータスを返します。

まず、 ListOrders オペレーションを使用し、指定した期間内に作成または更新された注文商品情報を取得することができます。 返された各注文にはAmazonOrderIdが含まれています。 これらのAmazonOrderId値を ListOrderItems オペレーションで使用し、各注文に含まれる注文商品の詳細情報を取得できます。

注文APIセクションへリクエストの送信先URLを特定するには、出品者が登録されているマーケットプレイスのエンドポイントに"/Orders/2013-09-01"を付け足してください。 例えば、出品者が登録されているマーケットプレイスが日本の場合、URLはhttps://mws.amazonservices.jp/Orders/2013-09-01です。

用語

以下の表には、このAPIセクションの用語が定義されています。

用語 定義
Order item 商品と数量。 例えば、カスタマーがある本を3冊購入した場合、注文商品は1つで、数量は3になります。 そのうちの1冊をギフトラッピングする場合は、注文には以下2つの注文商品が含まれることになります。
  • ギフトラッピングされた本1冊
  • ギフトラッピングではない本2冊
Order 以下の二種類の注文が考えられます。
  • 以下の属性で同じ値を持つ、Amazonで販売された注文商品の集合
    • お届け先住所
    • 配送オプション
    • 出品者
  • FBAマルチチャネルサービスの注文(Amazon.co.jp以外の販売チャネルの注文でFBAを利用して商品を出荷)
Pre-order 発売日前の予約商品が含まれている注文。予約注文は日本(JP)のみで有効です。
Standard order 在庫がある商品に入った注文。

FBAマルチチャネルサービスを利用しているフルフィルメントby Amazon(FBA)出品者への注意:返送/所有権の放棄依頼を送信時にShippingAddressを入力しなかった場合、注文APIセクションはその注文に対してShippingAddressを返しません。 FBAマルチチャネルサービスについて詳しくは、マーケットプレイスのAmazonセラーセントラルWebサイトにある出品者用ヘルプページを参照してください。

スロットル

Amazon MWSスロットルの概念の説明は以下のとおりです。

リクエストクォータ
スロットルなしで一度に送信できるリクエストの数。 リクエストクォータはリクエストを送信するたびに減少します。 回復レートでリクエストクォータは増加します。
回復レート
最大リクエストクォータに達するまで、時間とともにリクエストクォータが増加するレート。
最大リクエストクォータ
リクエストクォータが達することができる最大値。

ユーザーシナリオ

以下のシナリオは注文APIセクションによってサポートされています。
  • データの同期
    • ローカルの発注システムの注文データとAmazon の注文データを同期
    • Amazonで販売の注文ステータスデータを取得し、出品者自身のシステムで出荷を行う
    • 注文履歴データを外部インテグレータのソリューションに移行
  • 注文情報の参照およびカスタマーサービス
    • 注文情報を参照し、購入者の問い合わせに対応
注文APIセクションが提供する同期データを使用して以下のようなビジネス分析を行うことができます。
  • FBA の補充と廃止の意思決定のサポート
    • 販売個数の多いまたは少ないSKUの発見
    • SKUの販売動向を監視
  • 販売チャネルおよびフルフィルメントチャネルの意思決定のサポート:
    • 販売チャネル別およびフルフィルメントチャネル別にSKUの販売動向を検索
    • SKUの販売動向を監視
  • 問題の監視:
    • 長期間、指定された状態のSKUを発見
    • SKUの販売動向の予期せぬ変化を発見

注文APIセクションをいつ使うか

注文APIセクションは、リアルタイムで注文更新の取得、注文リサーチ、データ同期用に最適化されています。 注文のデータの一括レポートは、レポートAPIセクションを参照して注文レポートを作成する必要があります。 レポートAPIセクションの詳細については、レポートAPIセクションマニュアルを参照してください。